W126 420SEL ヒーター効かず、異音有
2011年02月18日

久々のW126入庫です。
オーナーさん曰く・・・・
エアコンのスイッチON・OFFは関係ない状態でキーをONに
すると、グローブボックス奥のあたりから、「うぃーん」という
モーターが動作しているような音が聞こえます。
また、風量スイッチをMAXにしているときは良いですが、
AUTOにすると、途端に風が弱くなるので、その辺も気になってます。
との事です・・・・・
厄介そうな修理だ
とりあえ助手席側の下から・・・
「うぃーん」の音は確認できるものの。
室内から、エンジンルームにいく圧のチェックをするも・・・・
これ以上はチェックのしようがない。
室内ダッシュ、センター全ばら・・・・しかないかっ
オーナーさんにその旨を伝えると・・・
「はいっ宜しくお願いします
」
ちょい悪おやじも126をこよなす愛するオーナーですが、もしかしたらその上をいくかもしれない
この126でベンツと出会った・・・・
とりあえずばらし開始。
その一
その2
これでようやくバキュームテストが出来ます。
結果、内気外気切り替えのバキュームエレメント2個死亡。
これでは外気が入り込んでヒーターはあまり効きません。
交換して問題解決。
これで終わりだと思い喜んでいたのもつかの間・・・・
バキュームエレメントの他のチェックを入れると一番厄介な場所のバキュームエレメントが不具合をおこしていました。これを交換するのにかなり面倒な作業になります。
しかし、これを交換しないとエアコンのセンターからの吹き出しから風が出ません。
交換にはダッシュを脱着か・・・
126の事ならダッシュの裏側迄頭に叩きこんできたので、何とか外さずに交換できないものか・・・
と暫し睨めっこ
結果良い案が浮かびその通りにばらしていくとドンピシャ
交換して、風量、吹き出し、異音共にOKです。
後は分解している最中に気になった部分の補修です。
こちらはセンターコンソールの裏の部分。
126はよくここが割れます。ハンダで溶かして修理。
センターパネル
ここも良く壊れます。何十回と修理してきた箇所です。
ついでにパワーウィンドウスイッチが一つ駄目だったので交換。
内装が年式相応の汚れが・・・・
バラしたついでに見習いY君にスチームを掛けてもらったら・・・・
こんなに綺麗になりました
仕事を終えた部品達。
チェックバルブの黒い部分にホースが繋がりますが、その部分が痩せてリークしていました。
バキュームエレメントのゴムの亀裂破れ等で破損していました。
最後にサーモスタット交換
500.560は簡単にサーモハウジングが取れますが、420なのでかなりの部品を外していかないとハウジングまで到達しません。
今回ハウジング脱着に障害になったパーツです。
無事に交換し、水温もアイドリングにて80℃。。
今までは80℃までいきませんでした。
ヒーターも完全に元に戻りました。
サンルーフの修理も終わり、
これで作業終了です。
お預かりしてから他の仕事の都合もあり、2週間近くお預かりする形になってしまいました。
んっ
満足
新しいベンツにはないものがあってW126はいいですねっ
ベンツは126っ
久しぶりの126ご入庫ありがとうございます
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ありがとうございます(。・ω・)ノ゙